ノロウイルスの予防方法とは?
少し寒くなるとノロウイルスが流行ります。
老人ホームに入居している高齢者の方や小さい子供さんがノロウイルスにかかるというイメージがありますが、なんとか、ノロウイルスに感染しない方法はないのでしょうか?
実家の裏が老人ホームになっています。
数年前にノロウイルスの感染が広まり、大騒動になったと母から聞いて他人事ではないんだと思いました。
それまで、ノロウイルスって何かしら?というように名前だけは知っていても実態を全く知らなかったことに反省し、ノロウイルスについて調べてみました。
ノロウイルスとは?
ノロウイルスとは、ウイルス性胃腸炎の原因として知られる、感染力の強いウイルスのことです。
ノロウイルスによって引き起こされる感染症を、ノロウイルス感染症と言います。
食品だけでなく、感染者の嘔吐物や便にも大量に含まれているため、二次感染を起こしやすいのも特徴です。
わずか10~100個程度のノロウイルスが体内に入っただけでも感染してしまいます。
こんなことだから、体力のない高齢者や幼児などがノロウイルスに感染したらとても大変な思いをするのがよくわかりました。
そしたら、ノロウイルスに感染しないようにキチンとした予防方法を確認しておきたいと思います。
ノロウイルスの予防方法とは?
今のところ、ノロウィルスにはワクチンも特効薬もないので、かかってしまったら対処療法しかありません。
かからないように予防をしましょう。
ノロウイルスは主に経口感染です。
ウイルスは手についた後、その手で触った食べ物にうつり、口に入ります。
ウイルスを口から取り込まなければかなり防げます。
ノロウイルスに感染しないための予防方法
- 加熱されたものを食べる
- 寝具や衣類の洗濯
- 手洗いをする
- うがいをする
- マスクを着用する
- 免疫機能を高める
一つ一つ詳しく見ていきましょう。
加熱されたものを食べる
食材は中心部までしっかりと「加熱」をしてください。
ウイルスは熱に弱いため、加熱調理は有効な手段の一つです。ノロウイルスの汚染のおそれのある貝類や野菜などの食材は、85~90℃で90秒以上加熱してから食べるように心がけてください。
食材の中心部までしっかり火を通しましょう。
食事は健康の基本です。ノロウイルスの原因となる経口感染を徹底的に防ぐために、調理温度には特に注意を払う必要があります。
調理道具の手入れも必要です。
調理道具も徹底的に消毒しましょう。
まな板、包丁、へら、食器、ふきん、タオル等は、熱湯による加熱(85℃で1分以上)が有効です。
寝具や衣類の洗濯
感染者がいる家庭では、感染者の嘔吐物や便が付着したシーツなどは飛沫などが飛びちらないように洗剤を入れた中で静かにもみ洗いしましょう。
85度以上のお湯でお洗濯できればいいのですが、俺を使えない洗濯機の場合は次亜塩素酸ナトリウムハイターで消毒しましょう。
手洗いをする
特に食事前、トイレの後、調理前後は石けんでよく洗い、温水による流水で十分に流しましょう。
感染者がいる場合は、排泄後の手洗いが特に重要になります。
手洗いをしても爪などに細菌やウイルスなどが残っていることがあります。手洗い後、アルコール手指消毒薬を使用するとより効果が期待できます。
うがいをする
菌が付着した口やのどを水で洗い流すのは有効です。
外から帰ったら、うがいをして喉についたかもしれないウイルスを洗い流しましょう。
手洗いも同じです。
石けんではウイルスを殺菌できませんが、石けんで手を洗い、流水でしっかりと洗い流すと、ウイルスは流れていきます。
マスクを着用する
空気感染を防ぐために、マスクを着用しましょう。
特に自宅に感染者がいる場合はマスクは必須です。
ウイルスの大きさが小さくて、マスクをすり抜けてしまいますが、ウイルスは湿気がきらいなので、呼気で潤ったマスクは有効です。
ただし、マスクは使い捨てるようにしましょう。
菌が付着したマスクを使ったら、せっかくの予防が予防になりません。
ラクトフェリンでノロウイルスに対する免疫力を高める
「ラクトフェリン」は特に出産直後の初乳に多く含まれており、生まれたばかりの赤ちゃんを風邪などのさまざまな感染症から守ると考えられています。
赤ちゃんに免疫力があるのは、初めて出る母乳を飲ませるからです。
ラクトフェリンを摂取していると、ラクトフェリンそのものや胃での消化物が、ノロウイルス自体やノロウイルスが取り付く細胞にぴったりと張り付き、ウイルスが細胞内に侵入するのを抑える効果があります。
サプリメントと同じように、毎日少しずつ撮り続けていれば体の中にラクトフェリンの免疫力が付のノロウイルスをやっつけてしまうのです。
そうなるとなど毎日1個ずつ食べ続ければおじいちゃんおばあちゃんからお子さんまで、家族全員の面で免疫力が高くなります。
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ノロウイルス感染を予防するためには消毒をします。
ドアノブやスイッチなどはいつも使っているのに、いざ消毒するとなると見落としがちな部分です。
ノロウイルスの殺菌には、消毒用のエタノールでの2度拭きかキッチンハイター(次亜塩素酸ナトリウム)が便利です。
塩素系なので手荒れするなどがありますが、スプレー式になっているのですごく使い勝手が良く便利です。
ピューラックス
施設などでよく利用するピューラックスSもおすすめです。
細菌(グラム陽性菌・グラム陰性菌)、真菌、ウイルスなど殆どの微生物に対して殺菌効果、不活性化を示します。
上水道、下水道等、水の殺菌処理や、ホテル・レストランの厨房、食品工場の微生物制御などに広く用いられています。
ピューラックス-Sの使用例として、生鮮食品や食器・調理器具類の殺菌・漂白、厨房内の衛生管理に幅広く活躍しています。
ピューラックスは医療用器具の殺菌消毒も出来る純度の高い薬液です。
生鮮食品にも下水道にも使えるなんてすごい!!
ピューラックスの注意事項
- 人体に使用しないでください。
- 噴霧での使用はしないでください。
- 酸性の製品や、その他の製品と混合・併用しないでください。
- 鉄、ブリキ、銅などの大部分の金属類はサビますので使用を避けてください。
- 衣類などに本剤をつけますと、強い漂白力があるため脱色しますので注意してください。荒れ性の方がお使いになる場合は、ゴム手袋等を着用してください。
ノロウイルスを予防するスプレー
ハイターを消毒用に使う場合、濃度により使い方が違ってきます。
感染した場合のトイレ掃除や吐しゃ物の処理には次亜塩素酸ナトリウム濃度1000ppm(0.1%)以上が必要と言われています。
これを作るには水1リットルにハイターを50ml(キャップ約2杯)入れます。
スプレー式の容器でハイターをうすめて作っているととても便利です。
消毒後は水でしっかりと拭いてください。薬剤が便座シートに残るとかぶれたりしますので。
ノロウイルスを予防する薬ありますか?
ノロウイルスに感染した時に効く薬はありません。
体内で増殖したノロウイルスを早く出す事で体調が回復します。
自己判断でこの薬がいいと思い込み勝手に服用すると逆効果になる可能性がありますので、医師などの指示に従ってください。
ノロウイルスの予防方法 まとめ
ノロウイルスに感染しないように、日常生活においては、手洗い・うがいなどに気をつける必要があります。
運悪くノロウイルスに感染した場合は、細菌を体外に出す努力をしましょう。
しかし、自己判断はせず医者の指示を仰ぐようにしましょう。
「外出から帰ったらうがい・手洗いをする」ということを徹底すれば、かなりの確率でノロウイルスの感染は防ぐことが可能です。