冬になると、注意しているのが風邪をひかないことです。
というのも、素人ではインフルエンザと風邪の区別がつかないからです。
ところが、子供が小さいといつの間にか風邪をひいていることが多いのです。
と言うのも、学校でもらってくる事があります。
子供が、学校でインフルエンザをもらってきた時、心配なのが家族に移るのではないかのではないかということです。
家族に、風邪を引いた子供より小さい子がいると風邪が移るのではないかと心配します。
すぐに医師の診察を受けて、風邪かインフルエンザかどうかを確認します。
風邪と言う診断なら安心します。
ところが、インフルエンザと言われた場合は確実に下の子供や家族にも知識移ってしまいます。
インフルエンザの潜伏期間ってどれくらいなのでしょうか?
インフルエンザの潜伏期間はどれくらいですか?
ウイルスに感染して発病するまでの期間を潜伏期間といいます。
子供に熱があり、インフルエンザと診断された場合、家族も感染している可能性は高いくなります。
このような時、家族が発病するまでの潜伏期間はどれくらいなのでしょうか。
インフルエンザの潜伏期間は短くて1日から長くて5日で、平均2日~3日です。
つまり、インフルエンザウイルスが侵入しても2~3日は症状が現れません。
インフルエンザの潜伏期間は短いと言われていますが、それはインフルエンザウイルスの増殖がとても早いからです。
ウイルスが身体の中に入り、上気道(喉と肺の入り口の間の管)の粘膜に付着してから約20分で細胞の中に入り込みます。
このように、約20分で細胞の中に入り込みますので、後は細菌の増殖に最も適した環境の中にいるのです。増えないわけがありません。
ですから、インフルエンザは症状が早く表れますので早期の治療が最も効果的となります。
風邪とインフルエンザの違いって何?
普通の風邪とインフルエンザの違いは体温上昇の程度です。
インフルエンザは発熱するとすぐに38℃を超えます。
それは、私たち身体がウイルスから体を守るために高熱を出し戦っているのです。私たちの体は、ウイルスと戦う時に抗体が出来、熱を発します
全身でインフルエンザと必死で戦っているのです。
インフルエンザを早く治すためには?
発病したら2日前後で抗インフルエンザウイルス薬を使うと早く治ります。
発病した日
発病後2日前後・・・抗インフルエンザウイルス薬を使う
発病後7日前後・・ウイルスが排出されるので、1週間くらいを目安に家族に感染者が出なければ大丈夫です。
(インフルエンザの症状が出てから5日間は感染させる可能性があります。)
インフルエンザの潜伏期間は感染するの?
インフルエンザは潜伏期間の人からうつるのでしょうか?
症状が出る前に他人に感染させることは非常に稀ですが、潜伏期間でも、新型インフルエンザ・季節性インフルエンザどちらも感染させる事実はあります。
感染者が発熱する前日に一緒に食事をしたりすれば、感染している可能性はあります。
インフルエンザの感染経路とは?
- 飛沫感染(ひまつかんせん)
- 接触感染
飛沫感染
インフルエンザ感染者がくしゃみや咳をすると、インフルエンザウイルスを含んだ飛沫が周囲に飛び散ります。この飛沫は、感染者からおよそ1~2メートルの距離なら、周囲の人の呼吸器にウイルスが直接侵入してインフルエンザ感染が起こります。
呼吸器だけではなく、目などの粘膜から直接侵入することもあります。
接触感染
手についたインフルエンザウイルスを目や鼻、口などに無意識にもっていくことにで、粘膜からウイルスが侵入します。
また、感染者が使用した電話やドアノブ、食器、交通機関のつり革などにウイルスが付着して、後からそれを触ったヒトに感染が起こり、広がることがあります。
感染者の他人への感染性は発症直後が最も強いので、この時期は早期自宅隔離をしましょう。
インフルエンザにかかった場合の対処
家族がインフルエンザにかかった場合
感染者が発熱した場合は、感染者と同じ部屋で就寝しないようにします。個室に一人だけで寝るようにします。
熱が38.5℃以上になったら、 発症後48時間以内であれば抗インフルエンザ薬(タミフルやリレンザ等)の効果(インフルエンザウイルスの増殖を抑える)が効果的できます。
タミフルはインフルエンザと診断されないと処方されません。
そこで、熱が出た後すぐに受診しても検査で陽性反応が出ない場合がありますので、6時間以上経過した時点で受診するようにしましょう。
インフルエンザは、飛沫感染しますので、学校や会社に行くと感染を広がることになります。
インフルエンザ治療薬”タミフル”を飲むとインフルエンザウィルスは
- 1日目81%,
- 2日目43%,
- 3日目13%,
- 5日目5%
と減少していくので,5日過ぎれば感染はしないようです。
ただし、タミフルはウイルスの増殖を抑える薬です。ですから、5日間は必ず飲まなければなりません。
高温の熱が出たら、病院へ行き対処すれば、重症化しないで治りも早いようです。
また、平熱に戻っても1週間ほどは手洗い・うがい・マスク等を行い感染しないように注意してください。
インフルエンザの症状の経過
- ウィルス感染
- ウイルスの潜伏期
- 病気の発症
ウイルスの感染
ウイルスの感染経路は、
- 飛沫感染
- 接触感染です。
ウイルスに感染したらその後潜伏期が訪れます。
潜伏期
ウイルスに感染したらその後24時間で爆発的に増殖し、平均2~ 3日の潜伏期間を過ごします。
発症
潜伏期間が過ぎたら、高熱が出たり全身の倦怠感や頭痛などインフルエンザの症状が出てきます。
最初は、 38度以上の高熱や関節痛頭痛などの全身症状がその後、咳・喉の痛み・鼻水などの呼吸器症状に変化していきます。
インフルエンザ治療薬のタミフルを服用すれば、やく1週間ほどで症状は治まります。
しかし、気管支炎・肺炎・中耳炎なども合併する場合もありますので.高齢者や子どもなどは特に注意が必要です。
インフルエンザの予防法
- 栄養と休養を十分とる
- 加湿器などを使用して適当な温度・湿度を保つ。
- うがい、手洗いの実施
- 人ごみを避ける
- マスクをする
栄養と休養を十分とる
体力をつけ、抵抗力を高めることで感染しにくくなります。
加湿器などを使用して適当な温度・湿度を保つ。
ウイルスは低温、低湿を好み、乾燥しているとウイルスが長時間空気中を漂います。
加湿器などで室内を適度な湿度(50~60%)に保ちましょう。
加湿により、ウイルスの浮遊を抑制することが出来ます。インフルエンザ感染者の部屋だけじゃなく、通る場所などもちょっと大げさなほど、加湿してください。
部屋は湿度60%以上に保ちます。
ウイルスは湿気を嫌いますので、加湿器を使用して室内湿度を上げることは重要です。
うがい、手洗いの実施
手洗いは接触による感染を防ぎ、うがいは口の中を洗浄し、のどの乾燥を防ぎます。
人ごみを避ける
病原体であるウイルスを寄せ付けないようにしましょう。
マスクをする
インフルエンザが流行してきたら外出する際はマスクを着用しましょう。すでにインフルエンザにかかった人は、自分の咳やくしゃみの飛沫から他人への感染を防ぐ効果もあります。
『人に対して』という意味で『エチケットマスク』などといわれることもあります。
うがい,手洗い
私たちは毎日、様々なものに触れていますが、それらに触れることにより、自分の手にもウイルスが付着している可能性があります。
ウイルスの体内侵入を防ぐため以下のことを心がけましょう
- 外出先から帰宅時や調理の前後、食事前などこまめに手を洗う
- ウイルスは石けんに弱いため、正しい方法で石けんを使う
正しい手洗いの方法は、下記で確認してください。
こういう予防はやりすぎと言うことはありません。
インフルエンザ感染者がいる場合は少しやり過ぎかなと思われるぐらいの神経質さが必要な時期になります。
インフルエンザにならないための予防法は?
普段から健康な体作りが大切です。
ローマは1日にしてならずのことわざ通り、体づくりと言うのは一朝一夕にできるものではありません。自分の出来ることから少しずつ始めてみませんか?
インフルエンザの潜伏期間 まとめ
家族の中にインフルエンザ感染者が出ると、他の家族に感染するリスクが非常に高まります。
普段から、手洗いとうがいを習慣付けましょう。
もし、インフルエンザに感染したら、あとは早く治療を開始するのみです。
インフルエンザの症状が出たら、病院に行って薬を処方してもらいましょう。
インフルエンザの薬「タミフル」を使えば、ウイルスの増殖を抑えてくれます。
薬を服用し、安静に保ち、体力をつける食べ物を食べ、十分な睡眠をとると回復が早まります。
また他の人にインフルエンザを移さないようにすることも大事です。