初盆の香典っていったいいくら包めばいいの?
今年1月に父がなくなりました。
あわただしく、葬儀や四十九日を済ませました。
今度は初盆になるのですが、いったい、どれくらい包めばいいのかが分かりません。
母に聞いても「何もしなくっていいから。」というばかりです。
父もすでに90歳を過ぎていましたので、父の兄弟姉妹もほとんどがなくなっています。
提灯や供物はいったいどうしたらいいのか、相場を知りたいので調べてみることにしました。
わたしと同じように初盆の香典で悩んでいる人がいらっしゃるとおもいますので、参考になるとうれしくおもいます。
初盆に香典って?
毎年お盆には、仏壇のそばに提灯を飾って、亡くなった人や個人をお迎えしていますが、初盆だけは、僧侶を招いて法要を営みます。
故人とお付き合いが深かった方やお葬式に参列していただいた方に、初盆の連絡をします。
連絡を受けた方が、初盆の法要に出席する場合は香典を包みます。
初盆に香典を包むのはあたり前のことです。
では、その香典の相場というのはいくらくらいなのでしょうか?
次は、香典の相場について紹介します。
香典の相場は?
故人との関係により、香典の金額が違ってきます。
自分がどのような位置にいるかを確認して失礼のないようにしましょう。
金額で迷った場合は、少し多めに包んでおくと、あとからいろいろ言われることもないでしょう。
知っておいてほしいのが、初盆を主宰する施主側の負担です。
初盆の法要出席者一人につき
5千円相当の会食+5千円相当お返しの品物の合計1万円が負担となります。
初盆の法要に出席する場合は、その程度のご仏前をお包みして、施主の負担にならないような心づかいをするのが一般的です。
このことを理解していただいてから、初盆の法要にどれくらい包むのが相場なのかを紹介します。
自分が子供(故人が親)の場合
実の親と義理の親との違いをつけたいと思う方もいらっしゃるでしょうが、実の親と義理の親とは同様に考えるのが一般的です。
また、兄弟姉妹も同じ感覚でいいです。
包む金額は10,000円~30,000円が一般的な金額です。
これに会食がある場合は、5,000円から10,000円足して包みましょう。
先ほどお話ししたように、故人が親の場合は、施主が親兄弟という事が多いために施主の負担を減らすためにさらに包む場合があります。
このような場合は、兄弟姉妹で話し合ったりするといいですね。
自分が孫(故人が祖父母)の場合
なくなった方が、おじいちゃん、おばあちゃんであれば初盆で包む金額は、5,000円~10,000円で大丈夫です。
会食がある場合は、5,000円から10,000円足して包みましょう。
自分が甥や姪(故人が叔父や叔母)の場合
亡くなった方がおじさんや叔母さんの場合、5,000円~10,000が相場です。
会食がある場合は、5,000円から10,000円足して包みましょう。
おじさんや叔母さんと疎遠という方もいらっしゃると思います。
そのような場合は、3,000円程度を現金書留で郵送してもいいでしょう。
自分が友人や遠い知人などの場合
故人が友人や知人の場合はお付き合いの程度によって、包む金額は変わってきます。
友人の場合は一般的な金額は、3,000円~10,000円、40代以降になると、5,000円~10,000円となります。
親しい友人同士で金額を話し合って、合わせてもいいですね。
会社関係者も同じ金額となりますが、会社では同じ部署で包む場合がありますので、そちらに従うといいでしょう。
初盆の香典のお返しについて
初盆は、親族や遺族だけでなく、故人の友人知人や、会社関係者なども招いて法要を行います。
ですから、初盆の香典もたくさんいただくこともあります。
初盆のお返しは、戴いた金額の1/3から1/2をお返しするのが一般的です。
ご近所の方などが初盆に見えた場合に最初からお返しを用意しておく場合もありますが、何人見えるかわかりません。
後日お返しする方法をとってもいいですね。
田舎の場合だと、ご近所の方で香典返しがうわさになることもあります。
香典返しが良くなかったなどいろんなことを言う人がおおいので、香典返しでも1/2にしておくほうが無難でしょう。
お香典は通夜と告別式の時だけです。法要や初盆の時は御仏前としましょう。
また、初盆のご近所の話題に上がるのが提灯の事です。
ここからは提灯についてお話しします。
初盆の提灯はいつまでに用意すればいいの?
初盆の場合、提灯は仏壇のそばに飾る提灯と、玄関先に下げる白提灯を用意します。
白提灯は、初めてのお盆で、故人が返ってくるのに家を間違えないように目印として玄関先に掲げるものです。
この白提灯は初盆の時だけ飾るものです。
この白提灯は、お盆の入りには玄関先に掲げますので、それまでに用意しましょう。
一方、仏壇のそばに飾る提灯は、絵柄や家紋が入っているものが多いのは、帰ってきた故人やご先祖様をおもてなしする意味もありますので、華やかな柄になるのも納得できますね。
この仏壇に飾る提灯は、初盆の法要までに用意するといいでしょう。
提灯は、誰が買うの?
毎年お盆になると、仏壇のそばに盆提灯が、飾られていました。
ちいさいころは、お盆になると、色がついた提灯が沢山仏間に飾られていたのを思い出します。
すると母が、これは○○おじちゃんが、これは△△おじちゃんが送ってくれたのよという言葉をよく耳にしていました。
そのようなおじちゃんもなくなってしまい、父の兄弟でお元気なのは一人だけです。
また、最近の住宅事情で、仏壇がある家もすくないですし、また、普段使わない提灯をたくさんいただいても、はっきり言って邪魔にしかなりません。
昔は、親戚同士が話し合って、多少お値段が張っても見てくれのいい提灯を贈っていたのです。
最近は、初盆の家で気に入った提灯を購入してもらい、初盆の法要に出席する親戚の人たちが、提灯代を払うというのが、一般的です。
お供物代を渡す場合も、提灯代と一緒に渡すといいですね。
我が家の場合で言うと、90代の父が亡くなって、同じく90代の母が一人で暮らしています。
親戚といっても、私の立場からいうとおじさんおばさんになるのですが、ほとんどがなくなっていることと、そんなに懇意にしているわけではありません。
となると、こども同士が話し合って提灯を贈るというようになりました。
提灯代の相場って?
デパートなどでは6月中旬から提灯が飾られています。
初盆の提灯代の相場ってどれくらいするのでしょうか?
一般的には10,000円から20,000円です。
白提灯の相場
楽天やAmazonで調べてみると、安いものは1,000円以下から用意できるようです。
素材がビニールのものもありますが、やはり、一度きりといってもいいものを選びたいですね。
お盆提灯 新盆用白提灯 高さ44cm×火袋径29cm◆天然木白木、和紙張白紋天
盆提灯の相場
仏壇のそばに飾る柄が入っている提灯もそんなに高くなくって用意できるようです。
初盆セットというのが用意されています。
盆ちょうちん・お盆提灯・お盆飾り用品・初盆(新盆)の方におすすめなセットです。
探してみるといろいろありますね。
新盆の提灯代のお返しは?
提灯代にはお返しはいりません。
贈られる方も戴く方も、親戚同士ですから、故人を迎える気持ちは同じです。
初盆の香典の相場や提灯について:まとめ
ここまで初盆の香典の金額の相場や提灯代などについて紹介してきました。
初盆の法要に出席する人は、10,000円から20,000円で会食を提供される場合はこれに5,000円程度足した金額を用意するといいでしょう。
提灯は親戚が用意するのですが、親戚の数も少なくなると子供たちで用意するようになるのでしょうね。
親の葬儀で何十年ぶりかに会うおばさんがいました。
すでに80代となり、移動するのも人の手を借りないといけないような状況です。
今回父の死で自分の終活を始めておかないといけないと感じました