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暑中見舞い&残暑見舞いを出す時期|喪中でも送っていいの?

暑中見舞い・残暑見舞い
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暑中見舞い&残暑見舞いを出す時期って?

メールやLINEでのあいさつも不謹慎でなくなって来ました。

それにともない、暑中見舞いや残暑見舞いもほとんど書くことがなくなりました。

ところが、父が亡くなり親戚付き合いが復活しました。

やはり年上の方にはメールやLINEでのご挨拶は遠慮しておいた方がいいと思い、暑中見舞いや残暑見舞いを送るようにしました。

でも、久しぶりに暑中見舞いを書くとなると、これでよかったの?と思うことが沢山ありました。

この記事では、

  • 暑中見舞いと残暑見舞いの違いと出す時期
  • 暑中見舞いや残暑見舞いの例文
  • 暑中見舞いや残暑見舞いには去年のかもめ~るを使ってもいいの?
  • 喪中でも暑中見舞いや残暑見舞いを送ってもいいの?
  • 喪中に出す暑中見舞いや残暑見舞いの例文

という質問にお応えします。

 

暑中見舞いや残暑見舞いで悩んでいる方などは参考にしてください。

まず、初めに暑中見舞いや残暑見舞いの由来についてお話しします。

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暑中見舞い・残暑見舞いの由来

暑中見舞いの由来は、江戸時代までさかのぼります。

暑い中、お盆に里帰りする際、品物を持参して祖先の霊に捧げていたことによります。

また、お世話になっている人全般への贈りものを持参する習慣になっていきました。

遠方で訪問できないお宅には、飛脚便を使って贈り物や書状を届けていました。

この習慣が明治時代になって郵便制度とともに、挨拶状というように簡素化されていきました。

飛脚便で贈り物をしていた習慣がお中元となって残っています。

 

暑中見舞いと残暑見舞いの違いと出す時期

暑中というのは暑い中と書きます。

二十四節気の「小暑」と「大暑」のことです。

「小暑」は7月7日頃~「大暑」までのおよそ15日間、「大暑」は7月23日頃~「立秋」までのおよそ15日間のことです。

この小暑と大暑を合わせたおよそ30日間が「暑中」です。

暑中見舞いを出す時期

暑中見舞いは、二十四節気の「小暑(7月7日頃)」~「立秋の前日(8月7日頃)」にかけて送りましょう。

「立秋の前日(8月7日頃)」までに届かない場合は、残暑見舞いとして送りましょう。

 

といっても、小暑(7月7日頃)は梅雨の最中です。梅雨の最中に暑中見舞いというのは、少々違和感があります。

梅雨明けしてから暑中見舞いを出すのがいいでしょう。

ですから、夏の土用(立秋前の約18日間)を暑中とする場合もあります。

土用の丑の日というと、暑さの最中ですから、この時期に暑中見舞いを出すというのは納得できますね。

 

残暑見舞いを出す時期

「立秋(8月8日頃)」~8月末頃までに届くよう送りましょう。

遅くても「処暑の候(9月7日頃まで)」に届くように送りましょう。

 

もし、残暑見舞いをかもめーるで送る場合は、くじの抽選日の前日までに届くように送りましょう。

抽選日の翌日などに届いた場合、当選葉書ならいいのですが、外れた葉書だとやはり失礼に当たります。

何事も早め早めの対応がいいですね。

次は、暑中見舞いや残暑見舞いの書き方について紹介します。

きまった形がありますので、それに沿って書くと間違いがありませんよ。

 

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暑中見舞いや残暑見舞いの例文

暑中見舞いや残暑見舞いには、定例文があります。

  1. お見舞いのあいさつ文
  2. 時候の挨拶から始まる文
  3. 結びのあいさつ
  4. 近況の報告やお礼
  5. 日付

という5つの段落から成り立っています。

5つの段落に最適な文例を紹介しますので、それぞれを組み立てていけば立派な暑中見舞いの文章が出来上がります。

1.お見舞いのあいさつ文 例文

ここからはあいさつ文に最適な文例を紹介します。

暑中見舞いのあいさつ文

  • 暑中お見舞い申し上げます
  • 暑中お伺い申し上げます
  • 残暑見舞いの挨拶の言葉
  • 残暑お見舞い申し上げます
  • 残暑お伺い申し上げます

ちなみにあいさつ文の終わりには、「。」はつけません。

 

 

2.時候の挨拶から始まる文

時候のあいさつ文とは、自分が感じる季節感を書きます。

また、送る先の方がお住まいの地方のことや気候に合う表現をするといいでしょう。そのあとに、相手の健康を気遣う文を続けます。

  • 盛夏のみぎり
  • 猛暑のみぎり
  • 梅雨があけ、いよいよ本格的な夏が・・
  • 残暑見舞い
  • 残暑なおきびしく

ちょっとうれしいあいさつ文は、

  • 梅雨明けとともに本格的な夏がやってまいりましたが、ご壮健にお暮らしのことと存じます。
  • 迫力ある入道雲にひと時の雨の涼を期待するこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
  • 冷たい飲み物がことのほか美味しく感じる季節、暑さに負けずお元気にお過ごしのことと存じます。
  • 盛夏の折、ますますご健勝のことと拝察いたします。
  • 大暑の候、お変わりなくご活躍のこととお喜び申し上げます。

などですね。

相手によって少し文章をアレンジすると相手の心に響くあいさつ文になることでしょうね。

 

3.近況の報告やお礼など

近況の報告などを一言添えましょう。

また、お世話になったことなどがあれば、お礼なども添えると心がこもった挨拶文になるでしょう。

  • おかげさまで家族一同元気に過ごしております。
  • 私たちも、暑さに負けぬよう頑張っております。
  • 今年の暑さはことのほか厳しく、秋の気配が待ち遠しい今日この頃です。
  • 去る〇月に入籍をすませました。

4.結びのあいさつ文

結びの挨拶文は、相手の健康を気遣い、無事を祈る思いやりあるひと言で最後を締めくくるとよいでしょう。

  • 猛暑厳しき折、くれぐれもご自愛のほどお願い申し上げます。
  • 酷暑に負けぬよう水分と栄養をしっかりと補給し、この夏を乗り切ってください。
  • ○○様の夏が素晴らしいものとなりますようお祈りいたしております。
  • まだまだこの暑さが続くようです。お身体を大切に、お健やかに過ごされますようご祈念申し上げます。
  • 夏のお疲れが出るころですので、くれぐれもお身体にはご留意ください。
  • 新涼はまだ遠く感じられるこの頃、ご無理なさらずお身体おいといください。

 

4.日付

詳細な日付は入れず、年数の下に、暑中見舞いの場合は「盛夏」、残暑見舞いの場合は「晩夏」「立秋」「葉月」などの言葉を書きます。

例   

令和元年 盛夏

令和元年 晩夏などとなります。

盛夏とは・・・梅雨明け頃から立秋(8月7日頃)までの夏の一番暑い時期を表す季語です。
晩夏とは・・・夏の終わりを表す季語です。
立秋とは・・・暦の上では秋とされる8月7日頃をさします。この日を過ぎると「残暑見舞い」となります。
葉月とは・・・陰暦の8月をさします。

 

暑中見舞いや残暑見舞いには去年のかもめ~るを使ってもいいの?

もちろん、使えないことはありません。

使う使わないはあなたの自由です。

でも、かもめ~るにもくじがついています。

年賀状と同じようにくじ部分に年号が印字されます。

あなたが、去年のかもめ~るで暑中見舞いをいただいたらどんな気持ちですか?

いい気持ちはしないと思います。

 

書き損じのはがきは手数料を払えば、新しいはがきと交換してもらえます。

小さなことで相手に不愉快な思いをさせないようにしましょうね。

 

喪中でも暑中見舞いや残暑見舞いを送ってもいいの?

喪中の時は年賀状は控えます。

これは年賀状が新年をお祝いするものだからです。

暑中見舞いや残暑見舞いはお祝いするものではありませんので、控えなくでも大丈夫です。

 

しかし、喪に服しているわけですから、派手な絵柄のはがきやお茶らけた文面は控えるほうが良いでしょう。

 

四十九日を迎えてない時

未だ四十九日を迎えてないときは、無理にご挨拶をする必要もないでしょう。

四十九日以内に暑中見舞いや残暑見舞いをいただいた場合は、四十九日が終わりゆっくりしたときに返信をするようにしましょう。

 

喪中に出す暑中見舞いや残暑見舞いの例文

喪中だからといって季節のご挨拶をいただいた場合には、きちんと送り返したいものです。

でもどんな文にしたらいいの?と迷ったことってありませんか?

暑中見舞いと同じ用にパーツに分けて考えましょう。

暑中見舞いのパーツは下記の5つでした。

  1. お見舞いのあいさつ文
  2. 時候の挨拶から始まる文
  3. 結びのあいさつ
  4. 近況の報告やお礼
  5. 日付

この流れで考えていきましょう。

 

自分が喪中の場合の例文

こちらが喪中と知っている人と知らない人がいます。

最近では家族葬がおおく、わざわざ知らせないようにしている人がおおいようです。

そのために、親しくない人には知らせなくてもいいという人もいます。

そのようなときは、今まで通りの暑中見舞いでいいでしょう。

喪中と知らない人の場合

1.最初にあいさつ文:暑中お見舞い申し上げます

2.時候のあいさつ文:梅雨があけ、いよいよ本格的な夏がきましたが、皆様お変わりございませんか

3.近況の報告:去る○月に○○が他界いたしました。生前のご厚情にお礼申し上げますとともに 謹んでお知らせいたします

4.結びのあいさつ文:暑さ(残暑)の厳しき折 どうかお体ご自愛ください

5.日付:令和元年 葉月・晩夏など

暑中お見舞い申し上げます
梅雨があけ、いよいよ本格的な夏がきましたが、皆様お変わりございませんか
去る○月に○○が他界いたしました。生前のご厚情にお礼申し上げますとともに 謹んでお知らせいたします
暑さ(残暑)の厳しき折 どうかお体ご自愛ください
令和元年 葉月・晩夏など

喪中と知っている人へ出す場合

1.最初にあいさつ文:暑中お見舞い申し上げます

2.時候のあいさつ文:梅雨があけ、いよいよ本格的な夏がきましたが、皆様お変わりございませんか

3.近況の報告:亡き○○の葬儀(通夜)の際は ご多忙のところご会葬(参列)いただき誠にありがとうございました
私どもは おかげさまで四十九日の法要も無事に終えることができようやく落ち着いてきたところです

4.結びのあいさつ文:暑さ(残暑)の厳しき折 どうかお体ご自愛ください

5.日付:令和元年 葉月・晩夏など

 

暑中お見舞い申し上げます
梅雨があけ、いよいよ本格的な夏がきましたが、皆様お変わりございませんか
亡き○○の葬儀(通夜)の際は ご多忙のところご会葬(参列)いただき誠にありがとうございました
私どもは おかげさまで四十九日の法要も無事に終えることができようやく落ち着いてきたところです
暑さ(残暑)の厳しき折 どうかお体ご自愛ください
令和元年 葉月・晩夏など

 

ご自分の状況に合わせてアレンジしてくださいね。

相手が喪中の場合

自分が喪中の時も同じことですが相手が喪中の時は四十九日を過ぎていないときはご挨拶は避けたほうが良いでしょう。

四十九日を過ぎてから残暑見舞いを出すかもしくは出さないという選択を取っていいと思います。

四十九日が過ぎている場合は、お悔やみとご冥福をお伝えしましょう。

 

暑中(残暑)お見舞い申し上げます
○○さんが旅立たれてから ご家族の皆様におかれましては、
お寂しい毎日をお過ごしのこととお察しいたします
暑さ(残暑)の厳しき折 どうかお疲れが出ませんようにご自愛ください

 

暑中(残暑)お見舞い、申し上げます
〇〇さんがご逝去なさり、ご家族の皆様においては、
寂しい毎日をお過ごしかと、お察しいたします
お悔やみ申し上げますとともに、
謹んで、ご冥福をお祈り申し上げます
暑さ厳しき折から、どうぞ、お体に気をつけてお過ごしください

 

これで喪中の暑中見舞いの文例が出来上がりました。

 

喜びごとがあった場合は、最後に付け加えましょう。

末筆ではございますが、
去る〇月に入籍をすませました事を、ご報告いたします。

 

 

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まとめ:暑中見舞い&残暑見舞いを出す時期|喪中でも送っていいの?

平成の時代に、私たちのいろいろな価値観が変わりました。

年賀状や暑中見舞いなど季節のあいさつが大きく変化したと思います。

メールやLINEが連絡方法の主流となり、葉書を使う人が少なくなりました。

しかし、暑中見舞いや残暑見舞いはいただいたらうれしいものです。

相手の細かかな心遣いが感じられます。

喪中でも季節のご挨拶は欠かしたくないものですね。

相手に失礼のないようにきちんとしたご挨拶を届けたいですね。

 

 

 

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