お中元は身内にもすべきではないでしょうか?
お中元の時期になると、とても悩みます。
というのも、婚家と実家の考え方が違っていて、お中元など季節のあいさつをするのが当然だと考えている家で育っていると、婚家が何もしない場合は、やはり姑に嫌な感じを持ってしまいます。
このような場合はどうしたらいいのでしょうか?
夫婦で解決できる問題ならいいのですが、ちょっとこじれると婚家と実家の関係が悪くなりそうでとっても気をもみます。
実際に私が悩んできた問題ですので、私のとってきた方法をお伝えしようと思います。
小さなことですが板挟みになって、つらい思いをするのはいつもお嫁さんです。
ご主人はきちんと奥さんをフォローしてくださいね。
最初にお中元の意味を紐解いてみました。
お中元の意味って?
お世話になった人に日頃の感謝を込めて贈る夏のご挨拶のことです。
江戸時代以降は盆の礼として親類やお世話になった人に贈り物をする習慣へと発展して、現在のような形になりました。
このことから、お世話になった人に日頃の感謝を込めて贈る挨拶という事ですから、身内への贈り物というのは納得できます。
問題となるのは、私のようにお中元を贈る習慣がある家庭とそうでない家庭が結びついた場合です。
婚家がお中元に無頓着です。私の実家にはどうすればいいですか?
実家はお中元やお歳暮を身内にも送る家庭でした。
ところが、婚家がお中元やお歳暮に無頓着な家庭でした。
ですから、私も結婚して間もないころは、姑にお中元を贈っていたのです。
しかし、もともと身内に何もしない婚家ですから、もちろんお礼の言葉もありません。
と案ると私の実家にはどうな対応をしているのか気になり、母に聞いてみるとお礼の電話もないという事でした。
お礼の電話くらいしてもいいんじゃない?と思ったんですが・・・。
婚家はこんな家風なのだと思えばいいのですが、「ふ~~ん」と思っていた時期もあり、やはり納得できない時期もありました。
このことでよく夫婦喧嘩をしたものです。
主人曰く「何もしないでいい」という事だったのですが、自分自身で納得できなかったので、一人でどうしたらいいのかと悶々としていました。
今から思うと、お姑さんのお返しを期待してのだと思います。だって、半返しするのが常識だと思っていましたから・・。
また、お姑さんって常識がないのねと主人に思い知らせたかったのだと思います。
そこで、実家の母と相談したのは、
- 結婚後すぐにお中元もお歳暮も贈らないのは、常識がないと思われるので3年間は続ける
- お礼の言葉がないならば、お中元、お歳暮はやめる。
という事にしました。
すぐに実家の母とこのように話し合えたのはよかったことだと思います。
そうでなければ、ずっと婚家の考え方はおかしいと、お中元お歳暮のたびに思っていたでしょう。自分の気持ちを整理することができたので、次の1歩が見えてきました。
また、実家の母も私の顔を見るたびに、婚家はおかしいと口にしていたのを聞くのが本当に面倒くさくなっていたのも事実です。
3年たったので、実家からのお中元やお歳暮はやめるようになりました。義母には、わざわざ話す必要もないと思ったので何も言いませんでした。
3年が必要だったのは実家の両親を納得させるための時間でした。
また、私にとっても貴重な時間でした。
その間にいろんなことが分かったのです。
それは、お中元にお礼は必要ないってことです。
お中元ってお礼が必要なの?
基本的には、お返しはいらないんですって。
という事は、私の実家の考え方が間違っていたの?と思いました。
今までこれが常識だと思っていたことが全く違っていたことに愕然としました。
主人にも、姑にも変な事を直接口にしてはいませんが、常識がないのはお姑さんよというのを主人にわからせたかったという気持ちをとても反省しました。
実家の母には、お中元にはお礼は必要ないんですってと言ったのですが、いただいてお礼をするのは当然でしょうといって引かないし、お礼は半返しとしつこく言っていました。
もう年も年ですから、納得してもらおうとは思っていません。
自分の間違った思い込みで、姑は常識がない人と勝手に決め込んでいて、横着な態度を取ってきたのではないかと正しいことは何なのかきちんと調べて対応しないといけないと思いました。
身内へのお中元については婚家に合わせるほうが、スムーズに事が運ぶようですね。
親戚同士のお中元は?
親戚同士のお中元は、主人の親戚は主人のいうように「なにもしない」ようにしました。私の親戚に関しては、主人に相談して贈る、贈らないと決めました。
婚家を見ていて、お中元お歳暮など送りあわないほうが良いんだと感じることもたくさんありました。
いつもいつも、実家の母は、あそこからは来たとか、来ないとか、あそこの人は安物しか送ってこないとか、そんな事考える時間があったらもっと他の事できるんじゃない?と思うようになりました。
となると、婚家の方がよほど建設的だと思えるようになると、姑をみる目も変わってきました。
まとめ:お中元って身内にもすべき?
お中元やお歳暮については、婚家と実家で考え方が違うといろいろともめる原因となります。
実家がすべて正しいというわけではありません。
また、嫁いだら婚家のしきたりに合わせないといけないという事はわかっていても、今まで習慣として行ってきたことを全くしないとなると、常識がない人と思われそうで怖かったという事に気が付きました。
ところが、慣れというのは不思議なもので、時間がたつと、お中元を選びに行く時間や届いた届いてないお礼状が来た、来ないなど、そんなことを考える時間があればもっと他のことに時間を使うほうが心の健康にも繋がると思うようになってきました。
婚家と実家では考え方は 全く違う場合もあるのが当然と受け止めて、そのたびに話し合いながら解決していくというのがいちばんいい方法でしょう。