花粉の時期になると毎年体がだるくってたまりません。どうしたらいいですか? |
という、花粉症の症状でだるくなる原因と対策についてお話しします。
花粉の時期なだるくってたまらないという方や、どんなに寝てもだるさが取れないという方などは参考にしてください。
花粉症の症状でだるくなる原因
花粉症の症状は、くしゃみ・鼻水・鼻づまりが代表的な症状です。
花粉症は一種のアレルギー反応ですが、花粉症になると体の免疫システムがアレルギーの原因の花粉を追い出そうとがフル活動を続けます。
免疫反応がフル活動をしている状態になると、全身の体力が低下して、体がだるい・眠いと感じるようになります。
- 自律神経が乱れると疲れやすくなりだるさを感じる。
- 花粉症の鼻づまりから、頭痛になりだるくなる。
- 副鼻腔炎を発症して、目、耳、脳に影響を与え、だるくなる。
花粉症のだるさ対策
- 耳鼻咽喉科を受診する。
- アレルギーの原因の花粉を体につけない。
1.耳鼻咽喉科を受診する
耳鼻咽喉科では、ネブライザー、鼻うがい、吸引、アレルゲン免疫療法やレーザー治療といった処置をしてくれます。つらい症状に早く対処することができますので、つらいやだるいを感じたら耳鼻咽喉科を受診しましょう。
アレルゲン免疫療法(減感作療法)
アレルゲン免疫療法とは、その患者さんのアレルギーの原因の「アレルゲン」をほんの少しずつ体内に入れ、徐々に増やしていき、体をそのアレルゲンに慣らしていき、過敏な反応を減らしていこうという治療法です。
花粉症などのアレルギー性鼻炎や気管支ぜんそくなどに対して行われている治療方法です。
花粉症を徹底的に治療したい方などが対象です。
1週間に2回の注射から初めて、週1回、2週に1回、1月に1回と注射間隔を開けていきます。維持量に達するのに通常は2か月半から5か月かかります。
効果現れるには数ヶ月かかり、少なくとも3年間以上の定期的注射が必要です。その後中止しても効果は数年以上持続する方が多いようです。
定期的な通院が難しい方や注射が嫌な方は舌下免疫療法をお勧めします。
レーザー治療
花粉症のレーザー治療は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状に効果があります。特に鼻づまりへの効果は高くなっています。
鼻粘膜の表面をレーザーで照射すると、花粉で炎症を起こしていた粘膜が凝固して鼻の中の空間が広がり鼻づまりが解消します。また、鼻粘膜が固くなることで花粉が入ってきても付着しにくくなります。
このように鼻水やくしゃみの症状も抑えられます。
花粉症の場合には、花粉症のシーズン前に治療を終了しておくのが理想です。
1年中アレルギー性鼻炎で悩んでいらっしゃる方や、花粉症のシーズン中、症状がつらくて全く仕事にならない方、お薬の服用を減らしたい方が対象です。
炭酸ガスレーザーが使われていて、特に鼻づまりのある症例には効果は絶大です。いびきも軽減される利点もあります。
アレルギー性鼻炎のレーザー治療は保険適応が認められていまので、3割負担で治療できます。
2.アレルギーの原因の花粉を体につけない。
花粉のシーズンが終われば、花粉症の症状はなくなります。身体が花粉に対してアレルギー反応を起こしている事が原因です。
できるだけ花粉を身体に入れないようにして、だるい症状を緩和しましょう。
- マスクや帽子をつける
- 花粉用の眼鏡(ゴーグル)を使う
- つるつるした洋服を着る
- 玄関で花粉を払う
- 窓を全開しない
花粉症の症状で体がだるい まとめ
ここまで、花粉の時期になると毎年体がだるくってたまらないという事について解説してきました。
マスクを着用して、花粉を体の中に取り込まないようにしましょう。
症状が辛いときは、アレルゲン免疫療法やレーザー治療などの方法もありますので、検討してみるといいでしょう。
花粉の時期を少しでも楽に過ごせるようにしたいですね。