花粉症の症状が、風邪との区別がつきません。
毎年2月になると花粉の飛散が始まり、初めて花粉症になる方もいらっしゃいます。
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この質問にお答えしたいと思います。
初めて花粉症になった方は、特にこのような質問が多いです。
もしかしてこの症状は花粉症かもしれないという方や、花粉症と風邪との見分けをどうすればいいのかと悩んでいる方は参考にしてください。
花粉症と風邪の違いは何? 見分け方を教えてください。
初めて花粉症の症状が現れたとき、風邪なのか花粉症なのか迷います。
そんな時は自分の症状が、花粉症の特徴と合致しているか比べてみましょう。
同じ様な症状でも微妙に違いますので見逃さないようにしましょう。
- くしゃみ・鼻水・鼻づまり
- 目のかゆみ・涙が多く出る
- のどの痒み
- 咳
くしゃみ・鼻水・鼻づまり
くしゃみ・鼻水・鼻づまりは、鼻の粘膜についた花粉を除こうとするために起こります。
花粉症のくしゃみは、連続して起こり、回数が多いことが特徴です。
花粉症の鼻水は、なみだと成分がほとんど同じで、粘り気がなく水っぽくてサラサラしています。
鼻水が水のようにサラ~~と落ちるので、鼻水が止まらない時には、常にティッシュを鼻に詰めて栓をしないと止めようがない時もあります。
風邪の場合は鼻水がサラサラとはならずに、風邪の症状が進むとともに、鼻は黄色で粘り気が出ます。
鼻水が黄色くなるようなら、風邪です。
目のかゆみ・涙が多く出る
目のかゆみは花粉症の代表的な症状です。
花粉が目に入ると、アレルギー反応で涙が出ます。花粉の多くは涙で流されます。
風邪の場合は目にかゆみが出たり、涙が出ることはありません。
花粉症の症状で目がかゆくってかきむしりたい。どうしたらいいですか?
のどの痒み
風邪の場合、のどは痛くなりますが、花粉症ではのどにかゆみが現れる場合があります。
のどにかゆみを感じたら、花粉症を疑ってみましょう。
咳
花粉症になると、鼻が詰まって鼻から呼吸ができなくなると口呼吸になります。
口呼吸になるとのどが乾燥します。また、直接に空気がのどの粘膜に触れて、咳や痰、のどの痛みになります。
傷ついた気道の粘膜に細菌が感染したりすると、さらに咳や痰、のどの痛みが悪化します。
花粉症だったら、どんな対策をすればいいですか?
初めて花粉症になった場合、まずは受診して花粉症かを診断してもらいましょう。
- 耳鼻咽喉科を受診して花粉症かを判断してもらう。
- 花粉を吸わない・花粉を付着させないようにする。
- 自己免疫力を高める。
耳鼻咽喉科を受診して花粉症かを判断してもらう。
初めての花粉症の場合は、何科を受診すればいいのか悩みます。
耳鼻咽喉科を受診しましょう。
耳鼻咽喉科では、鼻の入り口から光を入れて鼻の入り口付近の粘膜を確認したり、太さ3mm程度の細長いカメラ(内視鏡)を使って、鼻の奥までしっかり観察したりします。鼻水の状態や粘膜の腫れ具合のチェックはもちろん、症状に結びつく他の病気や原因が無いかもチェックしてくれます。
花粉を吸わない・花粉を付着させないようにする。
花粉を体に寄せ付けないことです。
花粉を吸わない・花粉を付着させないためには、
- マスクをする
- 花粉のつきにくくなるスプレーを服にふる
- つるつるした服を着る
- 帽子をかぶる
- 花粉ガードのめがね(ゴーグル)をつける
を徹底しましょう。
自己免疫力を高める
自己免疫力を高めるには、生活習慣を見直しましょう。
- 睡眠を十分にとる
- 適度な運動
- ストレスをなくす
- ヨーグルトを摂る
- ビタミン不足を補う
- 糖質を摂り過ぎない
睡眠を充分取り、ちょうどいいくらいの運動と栄養をしっかり摂り、ストレスをなくしましょう。
ヨーグルトなどで免疫力を高めながら、花粉飛散時は甘いものを取らないようにするなど工夫が必要です。
花粉症の症状が風邪との区別がつきません:まとめ
ここまで、
- 花粉症と風邪の違いは何? 見分け方を教えてください。
- 花粉症だったら、どんな対策をすればいいですか?
について解説してきました。
花粉症かもしれないとおもったら、すぐに耳鼻咽喉科を受診しましょう。花粉症だったら、症状を軽くする内服薬や点鼻薬などを処方してもらいましょう。
花粉を体につけないことが大切なポイントです。
マスクや花粉症用のメガネなどを活用して、花粉を体につけないようにしましょう。
花粉症のシーズンを少しでも楽に過ごせるように、薬やグッズを利用してみませんか?