私には、発達障害と診断された子供がいます。
平成5年生まれですから、26歳になります。
この子が、発達障害と診断されたのは、22歳のときです。
発達障害と診断されても、子供の今までの行動が腑に落ちただけで、何にも変わりがありません。
いまさら、なぜこのようなことをブログに書くのかというと、現在子供はA型作業所で働きながらグループホームに入所して、楽しく生活しています。
肩の荷が下りたというのが正直な気持ちです。
いままでは、子供は生きていく自信が持てず引きこもりになっていた時もあります。
私自身もそんな子供はいらないと考えて、子供と縁を切るにはどうしたらいいかと考えてきました。
私が子供に対して行ってきたことをお話ししていきます。
発達障害のことで悩んでいる方など、このブログを読んで少しでも心が軽くなってくださればうれしいです。
発達障害の子供の特徴
子供が発達障害と診断されてのは22歳のころとお話ししました。
ですから、小・中・高校の時は、発達障害としらなかったので、本当に変わった子供でした。
そのころのわが子の特徴は、
- 片付けができない
- 嘘をつく
という事がでした。
今から思うと、2つとも発達障害の特徴と重なり合うのです。もちろん生活をしていくうえでとても不愉快な思いをしますので、子供と関わり合いになりたくないというのが本音でした。
子供をどうしたら捨てられるのかということを毎日検索していました。
犯罪者になるわけにもいかず、この状態の中であまりいやな気持にならないようにするにはと考えた挙句、接点を持たない、無視するという事に落ち着きました。
その反面、兄弟2人同じように育ててきたのに、片方だけに通じないのはわたしの伝え方が悪いんだとも考えていました。
発達障害って児童相談所で相談したのに・・・。
発達障害は児童相談所ではわかりません。
精神科の先生が診断してくださいます。
私が次男がおかしいと感じ始めたのは保育園のころからでした。
ところが、私が子供がどこかおかしいと主人に訴えても「大きくなったらよくなる」という言葉で一蹴されていました。今から、25年も前のことです。
現在のように発達障害が認知されていない頃でした。
ただ、私自身が子供をどのように育てていけばいいのか全く分からなくなっていた頃でした。その当時は「子供がおかしいんです。」といって連れていける病院がなかったので悩みながら、児童相談所に連れていきました。
次男が小3の時でした。
児童相談所は、人生経験を積んできたおじさま方が2名で対応してくださいました。
私の相談内容を聞いて、自分たちでは対応できないから「子ども総合相談センター」に行くように言われました。
「子ども総合相談センター」に子供を連れていきました。私はやっと救いの手が差し伸べられたと感じていたのですが、それは私の勝手な思い込みだったというのが何年もかけてわかってきたのです。
というのも、「子ども総合相談センター」に子供を連れて行って相談しても、学校を卒業したばかりの女性が子供にテストを受けさせて、20分ほど待たされて、テストの結果を知らせてくれました。
結果は、「心配することはありません。しばらく様子を見てください。きっとよく成ります。」という返事でした。
何の資格も持たない人が対応していたのです。
いまなら、許されないことかもしれませんが、その当時は、発達障害が認知されていなかったので仕方がないといわっれたらそれまでですが、早く発達障害だとわかっていれば子供に対する私の態度や先生方への周知などの点も違ってきたのではないかと、本当に悔やまれます。
その後も何か問題がある度にその結果を見つめながら、「いつまで待てばいいの?」と涙を流していました。
その時から、自分を守っていくのは自分だけだ。自分がしっかりしなければ子供も守れない。と考えるようになりました。
発達障害でいじめにあう
次男は小学校のころからいじめにあっていました。
私自身がおかしな子供だと感じていたから、同級生もおかしいと感じていたのは当然だと思います。まだそのころのいじめは、スマホなどもなかったころなので、親が先生が対応しやすいいじめでした。
いじめられて、ケガさせられるというのがお決まりのパターンでした。病院に連れて行っても子供が先生に包帯をぐるぐる巻きにしてといつも頼んでいました。
ケガさせた子供にこんなにひどいけがをさせられたと思わせるために頼んでいたのです。
先生と親のコミニュケ―ションがうまくいっているといいのですが、いじめにあったときなどは先生との関係が壊れやすくなりますので、冷静な判断が必要になります。
私はいじめる子供を自宅に連れてきてもらって
- いじめる理由
- いじめる目的
を聞きました。
また、いじめる子供の親も連れて来いと先生に頼みました。
いじめる子供といじめられる子供の前で、親がどんな気持ちになるのが、親が頭を下げるところを見せないとわからないと思っていたからです。
その後子供に対するいじめはなくなりました。
いじめを継続させるか終わらせるかは、最初の対応次第で決まるのではないでしょうか?
発達障害の子供の特徴:まとめ
発達障害とわからないままに育ててきた子供の特徴について、私の体験をお話ししてきました。
子供の特徴を理解して、生活しやすい環境に置いてあげることが一番ではないかと感じています。
いままでは、怠けている子供と誤解されることも多かったと思いますが、周りが発達障害の特性を理解するという事も、周りとうまくやっていけるポイントです。
お子さんがちょっと変わっていると感じているお母様は、勇気をもって精神科を受診してみませんか?
発達障害を診断してくれる精神科の医者を探すには、お住まいの地域、発達障害診断医師で検索すると、発達障がいの対応を行っている医療機関リストを公表している地域もあります。
参考にしてくださいね。