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O157 3歳の女子死亡 炒め物を食べたのになぜ?

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8月11日の群馬・埼玉で同じ系列の惣菜店で購入した惣菜で11人が病原性大腸菌O157に感染。

初めはポテトサラダが原因と言われていたのに、女の子はタケノコの炒め物やエビの炒め物を食べたという話です

病原性大腸菌O157は75度で1分加熱処理すれば大丈夫と言われていたのに、どうしてなの?と単純な疑問がわいてきました。

また、女の子はずっと入院していたといわれているのに、1か月以上もたっているのに、今頃なくなるってことがあるの?

 

 

私は20年近く喫茶店を営業していたので、食中毒については保健所で講習を受けていました。その時も、肉の内部まできちんと熱を通せば大丈夫という話でした

 

今日はO157について調べてみました。

 

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O157って?

大腸菌は通常病原性を持っていないが、病原因子をコードした遺伝子(病原性遺伝子)を獲得すると病原性を持った大腸菌になる。病原性を持たない常在細菌の大腸菌と下痢原性大腸菌は、生化学的性状では区別できないため、下痢原性大腸菌の検査は毒素産生性の確認などの病原因子の検出が必要になる

保有している遺伝子により産生される毒素は異なるが、重篤な中毒症状を起こすベロ毒素が有名である。

また、O157抗原を有する大腸菌が常にベロ毒素を産生するとは限らない病原性大腸菌とは、特定の疾病を起こす大腸菌菌株の総称である。

毒素原性大腸菌とも呼ばれる。細菌学的には、菌の表面にある抗原(O抗原とH抗原)に基づいて細かく分類される

このなかで、O111やO157は100人を超える規模の食中毒をたびたび発生させることがあり先進国で問題となっている。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/病原性大腸菌より引用

 

日本では、1996年に学校給食を食べた児童と教職員計7966人が感染し、その家族ら1557人が二次感染。当時7~12歳の小学女児3人が死亡した事件がありました。

驚いたのはその時小学1年生だった堺市北区の女性(25)が後遺症の腎性高血圧を原因とした脳出血で昨年10月に亡くなっていた事です。

 

O157の後遺症があるっていうことも知りませんでした。20年たっても、亡くなる人がいるんだという事に驚きました。

 

これまでの経緯

家族で帰省した前橋市の惣菜店 「デリシャス六供店」でエビの炒め物・タケノコの炒め物・きんぴら・天ぷらの惣菜を8月11日午前中 購入

8月11日昼ごろ、女子の家族も含めた11人で食事 一緒に食事をした前橋市在住の60代女性もO157に感染
数日後 下痢や腹痛を起こし東京都内の病院に入院

9月8日 女子死亡 ほかの患者のO157の遺伝子型と一緒

 

という経緯だったのですが、8月にも食品加工会社などサンプルや従業員の検便や調理器具などを調べてもO157は検出されなかったのです。

また、今回女子が食べたのは、ポテトサラダではなく、全部火が通っていた物だったのにどうして感染したのでしょうか?

不思議な事ばかりで、しばらくは惣菜を購入するのは控えたいと考える人も出てくるのではないでしょうか?

現段階ではトングで感染したということになっているようですが、主婦の立場からすれば、感染元がはっきりしないと安心できません。

肉からO157が混入するならまだ理解できるのですが、今回のように野菜や炒め物がO157の感染源となっていることについて、しっかり認識しておかないといけません。

 

というのも、今までに白菜漬けや井戸水、そばやサラダなどがO157の感染源と特定されたり推定されました。

 

いままでにも、花火大会の屋台で販売された冷やしきゅうりによって、500人以上がO157に感染する集団食中毒が起きています。

 

野菜の肥料に使われている牛ふんに、O157が含まれていて、野菜の表面が汚染されるおそれがあるという事があります。

で、私たちはどうやって予防すればいいのでしょうか?

 

 

 

O157を防ぐには?

食品を十分加熱したり、調理後の食品はなるべく早く食べきるなどの対策が必要です。

保健所で言われたことは、調理を行う人は体調管理や手洗いなどの徹底、それに、食材によってまな板を変えるという事は徹底して言われてきました。

野菜に関しては、

野菜もすぐに冷蔵庫に入れましょう。

きちんと水洗いしましょう。特に葉物は一枚一枚丁寧に洗いましょう。

不安なときは加熱しましょう。

 

 

まとめ

私たちが注意できることはきちんと洗う事、肉汁が野菜や魚にかからないようにすることなど、基本的なことばかりです。

また、高齢者や独身者が増えてきてますます惣菜店の需要は高まるばかりです。徹底した衛生管理が求められます。

 

食事は家族の健康、ひいては家族の命を預かる事ですから、調理を作成する私たちの体調管理を万全にしておきたいですね。

 

 

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