レディガガと言えば、日本でもすごい人気ですが、突然12月で活動中止という事で衝撃が走りました。
その原因は、線維筋痛症(せんいきんつうしょう)という事でした。
えっ。初めて耳にするという人も多いのでは?
レディガガ 線維筋痛症で12月で活動停止って本当なの?
びっくりしました。
世界的歌姫が難病だなんて!!
東北大震災の時は日本のためにいろいろな活動をしてくれました。東京タワーを訪問した時の奇抜な服装など、話題には事欠かない歌姫でした。
線維筋痛症(せんいきんつうしょう)とは?
全身や広範囲が痛み、またある部分だけが痛むことがあります。
その痛みは軽度のものから激痛まであり、耐え難い痛みであることが多いです。痛みの部位が移動したり、天候によって痛みの強さが変わったりすることもあります。
痛みが強いと日常生活に支障をきたすことが多く、重症化すると、軽微の刺激(爪や髪への刺激、温度・湿度の変化、音など)で激痛がはしり、自力での生活は困難になりますが、重症化する前に早めに受診して対策することが必要です。
随伴症状として、こわばり感、倦怠感、疲労感、睡眠障害、抑うつ、自律神経失調、頭痛、過敏性腸炎、微熱、ドライアイ、記憶障害、集中力欠如、レストレスレッグス症候群などが伴う事もあり、症状は個人差があります。
中には、リウマチや他の膠原病を併発している場合もあります。
痛みによって不眠となりストレスが溜まり、それがまた痛みを増強させる場合もあると考えられています。死に至る病ではありません。
線維筋痛症は男性よりも女性に多く、中高年の方に多い病気です。そのため自律神経失調症や更年期障害、不定愁訴などど他の病気と診断されることも少なくありません。線維筋痛症友の会より引用
このように、読んだだけでもとっても大変な病気のようです。
病気になっても痛くないというのであれば、ガガさんも歌手活動を継続できたと思いますが、自分の爪を切ったり、髪の毛を切ったりすることで体が痛くなることもあるというのでとても信じられない病気です。
病気になる原因もわからずにこれといった治療法も確立されていない厄介な病気です。
発症の要因は?
遺伝がありますが、親が線維筋痛症になったからと言って必ずしも子供が同じ病気になることはありません。
ただ、線維筋痛症になりやすい素質を受け継いでいますという程度です。
線維筋痛症を発症するきっかけになる要因がいくつかあります。
からだに大きなダメージをうけた時
交通事故など事故に夜むち打ち症や脊髄損傷や抜歯や手術など引き金となって発症します。
心理的なストレスを受けた時
離婚・肉親の自殺・家族との死別・離婚・解雇や倒産による経済的困窮などが引き金となります。
パニック障害が引き金になることもあります。
他の病気が引き金になることがある。
リウマチ性疾患にかかったときも、線維筋痛症を発症しやすいといわれています。
このようにお話すると、ストレスを感じるのも人によって違って来ますから、精神的にダメージを受けやすい人が、線維筋痛症を発症しやすいのではないかと思います。
これからの時代を生きていくためには、精神的に強くなければいけないということですね。
間違った診断はあるの?
線維筋痛症にかかった人が、病名を確定されるまで4年もかかったということもあります。
また、全身痛むのにいろいろな検査をしても数値的には全く異常がないので、症状が出ても医師ですら誤診したり病名を確定できないという事もよくあることだそうです。
からだはとても痛むのに、回りの人からはわざとだとか、嘘をついているだというように言われたりすると背精神的な苦痛も大きいと思います。
その上子供が小さいとストレスも余計に溜まってしまうと思うと、可哀想でたまりません。
死ぬような病気ではないといいますが、精神的にも肉体的にも限界のところで生活しているのではないでしょうか?
この方は、4年間寝たきりで、自分でご飯を食べることもできなかったという事でした。
日本ではどの病院に行けばいいの?
日本では200万人の患者さんがいるのに、認知度は低く、この病名を知らない医師も数多くおり、また患者の9割以上が病名すら知らないとの調査結果もあるようです。
診断するのが難しいといわれています。もし、知り合いや家族が、似たような症状が出た場合は、いったいどの病院に行けばいいのでしょうか?
治療方法は?
治療は「薬物療法」と「生活指導」となり、処方される薬は自律神経のバランスを改善する漢方薬です。
抗うつ薬や抗けいれん薬などです。
生活指導では、認知行動療法や呼吸法、運動療法などで治療を行っていきます。
まとめ
今回レディガガさんが病名を公表したことで日本にもたくさんこの病気と診断された方がいて毎日痛みと戦っているという事実を初めて知りました。
23歳の女性は薬を25種類も飲んでいることや、10回以上転院し、並行して精神科にも通院している人など、皆さん苦労なさっているのがよくわかります。
原因が解明されて、治療方法が確立されることを祈っています。