インナードライと診断されました。
自分では混合肌だと思っていました。
だって、Tゾーンはテカテカしているのに、頬や目の周りは乾燥しているんです。ところが、肌診断してもらったらなんとインナードライ肌と診断されました。
私のように自分勝手な思い込みで肌タイプを間違い、自分に合わない肌タイプのスキンケアをつかっていたら・・・。
もっとずっときれいな肌になっていたはず。
そこでインナードライについて
- インナードライって?
- インナードライの原因
- インナードライのNGスキンケア
- インナードライの正しいスキンケア方法
のことを調べてみました。
自分の肌タイプが分からないという方や一部分は乾燥して一部分は脂肌という肌タイプの方など参考にしてください。
インナードライ肌って?
肌表面はテカテカと皮脂はたくさん分泌されているのに、肌の内部はカサカサに乾いている状態です。
肌の内部が、乾燥しているという事は水分が足りない状態です。
水分が足りないと乾燥肌→敏感肌というコースを進むことになります。
肌の乾燥はシワ、シミ、くすみ、たるみ、ターンオーバーの鈍化など様々な肌トラブルの原因です。
毛穴がひらいていたり、皮脂はたくさん出ているのに肌がかさつきを覚える、スキンケアをしているのに乾燥する、肌は脂っぽいのになんとなくツッパリ感があるというような方は「インナードライ肌」かもしれません。
無料で肌診断を行っているのは、POLA・SK-Ⅱ・est(花王)・イプサ・ファンケル・アルビオンなど
肌診断をやってくれるところが近所にない場合などは、オンラインカウンセリングなどを利用してくださいね。
インナードライの原因は?
インナードライの原因は乾燥です。
乾燥というと、冬のイメージがありますが、夏の肌も乾燥するんですよ。
夏の肌は紫外線やエアコンで乾燥します。肌が乾燥していても、自分ではなかなか気が付きません。それは汗をかいて肌が濡れるからです。
また、夏は皮脂がたくさん分泌されます。皮脂を取るために洗顔を入念に行う人がいます。
皮脂が洗い流されてしまうと肌は防衛本能が働き、乾燥していると思い、潤いを保つために余計に皮脂を分泌します。
洗顔をきちんとしているのに皮脂が取れていないと思って、より高い温度で洗顔をしたり、洗顔の回数を増やしたり、脂取り紙を数時間おきに使うようにします。すると、余計に乾燥が進行します。
これによって、より「インナードライ肌」が進行します。
このように間違ったお手入れをするといつまでも改善しない「インナードライ肌」が生まれてしまいます。
インナードライのNGスキンケア
保湿ケアもきちんとしていたのに、気が付けばインナードライ肌になっていたという事もあります。自分ではきちんとした保湿ケアが間違った保湿だった事もあります。
インナードライ肌の人は皮脂がたくさん出ているので、自分はオイリー肌だと勘違いしてオイリースキンのケアをすることがありますが、これが間違いです。
さっきもお話ししたように、皮脂が洗い流されてしまうと肌は防衛本能が働き、乾燥していると思い、潤いを保つために余計に皮脂を分泌します。皮脂が分泌されると洗顔が足りないと思い余計にごしごしと洗顔したり、脂取り紙で油を取ります。
このように知らず知らずのうちに乾燥肌へ直行するスパイラルに陥ってしまうのです。
乾燥が進むと、シミ、シワ、たるみ、ターンオーバーの乱れなど深刻な悩みの原因となっています。
NGスキンケアは、
- オイルクレンジングの使用
- 洗顔回数を増やす。
- 化粧水だけしかつけないスキンケア
- 脂取り紙の使用
- 収れん化粧水の使用
- 過度なエアコンの使用
です。
一つ一つ解説します。
オイルクレンジングの使用
オイルクレンジングは、ウォータープルーフのマスカラや水だけ使用するファンデーションもきれいに落とします。
洗浄力が強いのは合成界面活性剤が使用されていることがあります。
合成界面活性剤は、肌のバリヤ機能を壊していきます。すると肌の中の水分が蒸発したり、外部からの刺激から肌を守れないようになったりします。
クレンジングがいらないメイクを心がけるか、洗顔だけで落ちるメイクをするようにしましょう。
洗顔回数を増やす。
インナードライ肌の方が皮脂を少なくしようとして洗顔の回数を増やすと、肌を強くこすったり、流いすぎたりします。すると、余計に肌に負担かけてしまいます。
また、お湯での洗顔や酵素洗顔も皮脂を取ることにつながりますので、やめましょう。
刺激の少ない洗顔料を選ぶようにしましょう。
化粧水だけしかつけないスキンケア
保湿として化粧水を使うのはいいのですが、化粧水の成分のうち一番多く含まれているのは水です。
化粧水で充分に保湿が終わったら、水分が蒸発しないように油分できちんと蓋をするようにしましょう。
油分で蓋をしないと、肌についた化粧水は体温で蒸発するときに肌にもともとある水分も一緒に蒸発させてしまうのです。
つまり、より乾燥させてしまいます。
化粧水に加えて保湿力の高い美容液やクリームを使って蓋をすることを忘れないようにしましょう。
脂取り紙の使用
私は以前、会社の先輩から勧められて「アシュラン」を使っていたことがあります。
脂取り紙で2時間おきくらいに顔の油を取るように言われました。顔の油を取ったのち、化粧水をスプレーしてスキンカバーというファンデーションの代わりになるのを塗るように言われていました。
言われたとおりにしていると、だんだん皮脂の分泌が多くなってきました。初めのころは脂取り紙なんて必要ないように皮脂の分泌が少なかったのですが、使うたびに脂取り紙いっぱいに脂が取れて1枚では足りずに、枚数も2枚から3枚へとどんどん増えてきていました。
私自身、こんなに皮脂の分泌が増えたのかおかしいと思って、先輩にいったいどうしてか?と聞いたことがありました。
先輩からの返事は「アシュランは、毛穴をふさがないので、今まで毛穴をふさがれて外に出れなかった皮脂が出てきているのよ、肌が正常に戻っている証拠」といわれたのです。
その時はそうなのかと思っていたのですが、その後調べてみると私は自分で乾燥肌になることをしていたのです。驚いてすぐに脂取り紙の使用をやめました。
このように根拠がないものを信じ込んだ私がばかだったのですが、本当の乾燥肌になる前に気が付いてよかったと思っています。
ふき取り化粧水・収れん化粧水の使用
化粧品で使用されているアルコールは、注射の消毒に利用されているアルコールと同じものが使用されています。この消毒用アルコール濃度は70%くらいです。
アルコール濃度が高い製品を使用すると、肌のセラミドなどを少しづつ取り除いていきます。ターンオーバーが早くなる原因となりますので、アルコール濃度の高いふき取り化粧水や収れん化粧水は使わないほうが無難です。
一般的な化粧水で10%くらいの濃度です。さっぱり系の化粧水で15%程度の濃度で、収れん化粧水やふき取り化粧水では、20%~40%程度の濃度が多いようです。
過度なエアコンの使用
エアコンの室外機から水が出ているのはどうしてでしょうか?空気中の水分を取ってしまっているのです。エアコンが効いた場所に長い時間いると、肌が乾燥してしまいます。過度のエアコンの使用はインナードライ肌には注意が必要です。
夏でも加湿器を使う、こまめに保湿を行うなどエアコン対策が必要となってきます。
インナードライの正しいスキンケア方法
インナードライ肌の方は肌の内部が乾燥していますので、乾燥肌対策を取りましょう。
スキンケアの基本は正しい洗顔と保湿です。そして、紫外線対策も一年中怠らないようにしましょう。
洗顔
洗顔の時に注意すること
- 必要以上に洗顔しない。
- 洗顔料をよく泡立てる。
- ぬるま湯を使うこと。
- 力を入れない。
必要以上に洗顔しない。
必要以上に洗顔すると肌に必要な皮脂や潤いまで落としてしまいます。その結果バリヤ機能が正常に働かなくなって肌に必要な水分が蒸発してしまいます。
洗顔は一日2回で充分です。
洗顔料をよく泡立てる。
洗顔料をよく泡立てましょう。泡立てるのが苦手な方は泡立てネットを使ってみましょう。
洗顔料をよく泡立てることによって、顔と指の間に泡がクッションの役目をして、肌に指が直接触れないので、肌に刺激を与えなくて済みます。きめが細かい泡を作ることがポイントです。
又インナードライ肌の方は、洗顔料を顔の上にのせる時間はできるだけ短くすることをお勧めします。泡パックはお勧めしません。
ぬるま湯を使うこと。
洗顔の時の温度が大切です。ぬるま湯が最適な温度です。ぬるま湯と云っても体温よりも少し低めの温度がいいです。
お湯で洗顔すると、皮脂を落としすぎて乾燥の原因になります。また洗顔の水の温度が冷たすぎると毛穴の汚れが落としきれません。
力を入れない。
洗顔の時に強い力を入れて洗うのは、肌を傷つけます。
洗顔料をきめ細かく泡立てて、しっかりした泡を作り指と顔の間に泡がクッションの役割を果たすようにします。泡を顔の上で転がすようにして洗顔しましょう。
保湿
ほとんどの人が洗顔後化粧水を使って肌を保湿しています。化粧水も保湿成分のセラミドが配合されていて、肌への浸透力がある化粧水を選ぶようにしましょう。
保湿成分のセラミドとヒアルロン酸を配合しているスキンケアをえらびましょう。
紫外線対策
自宅にいるときでも必ず日焼け止めを塗るようにしましょう。紫外線は目に見えませんので、気づいた時には日焼けしていたという事があります。
紫外線は活性酸素を増加させます。すると余計に肌が乾燥するようになります。インナードライ肌なら乾燥が加速されます。また、紫外線は老化の最大の原因といわれています。徹底した紫外線対策が必要ですね。
赤ちゃんでも使える日焼止めについては、下記記事を参考にしてください。
赤ちゃんの日焼け止め人気ランキング|お湯や石けんで落とせるもの
インナードライにおすすめのスキンケア製品
洗顔料の選び方
テカテカしているといって、オイリー肌用の洗顔料を使うと、皮脂を取りすぎる事になります。すると、肌は余計に皮脂を出してしまいます。
スクラブ入りの洗顔や酵素洗顔もお勧めできません。
オイリースキン用の洗顔や酵素洗顔などは、皮脂を取るようにできているため、肌を守る皮脂が足りなくなり、肌内部の水分は蒸発してしまいます。肌は、不足した皮脂を補うためにたくさん皮脂を分泌します。
すると、余分な皮脂と古い角質が混ざって毛穴が詰まったり、おでこやほほは皮脂でべたつくのに、口のまわりは乾燥してカサカサになってしまうというようになります。
そんなインナードライ肌は毎日のお手入れでケアしていくのが一番効果的です。
おススメの洗顔料は、普通肌や敏感肌用の洗顔です。
クリアソープバー
インナードライ肌におすすめの洗顔はETVOSのクリアソープバーです。
つっぱらない洗顔せっけんで、大切な皮脂を摂りすぎません。毛穴の奥の汚れまで簡単にオフすることができます。
セラミド2、セラミド3、セラミド6Ⅱを配合していますので、あらいあがりもさっぱりして、しっとりです。
クリアソープバーは、モイスチャーライントライアルキットにセットになっています。
化粧水・乳液の選び方
インナードライ肌には、乾燥肌と同じような保湿ケアが必要です。
水分が不足している肌にはセラミド配合のスキンケアがおすすめです。
洗顔後、時間を空けずに化粧水をつけましょう。肌が十分潤ったら、肌の水分を逃さないようにセラミド配合の美容液で蓋をしていきましょう。
化粧水(エトヴォスモイスチャーライジングローション)
ETVOSの化粧水は、肌にうるおいを与えながら、保水力をサポートする化粧水。
セラミドとヒアルロン酸をバランスよく配合しています。肌表面と角層内をダブルで保湿し、肌を乾燥から守ります。 天然由来の保湿成分で肌の潤いを逃がさないみずみずしい肌へと変わっていきます。
乳液(エトヴォス モイスチャライジングセラム)
モイスチャライジングセラムは、保湿成分「ヒト型セラミド1・2・3・5・6Ⅱ」の5種類をバランスよく配合しています。
セラミド以外にも、高保湿成分(ヒアルロン酸、天然保湿因子NMF)をたっぷり配合しています。
乾燥からくる小じわを目立たなくしたいインナードライの方にもおすすめです。
以上の洗顔・化粧水・がセットになりお試し価格で用意されています。
インナードライの正しいスキンケアの方法:まとめ
間違ったスキンケアがインナードライを加速させていることが分かりました。
- 皮脂を取り過ぎない。
- 洗顔をしすぎない。
- こすり過ぎない。
- 肌の水分が蒸発しないようにクリームや美容液で蓋をする。
- 脂取り紙を使いすぎない。
というようなことが大事なポイントです。
これはそのまま、エイジングケアにもつながります。どちらの原因も乾燥ですから当たり前といえばあたりまえですが・・・。
インナードライ肌対策はきちんと行うと、3か月くらいで回復します。年齢を重ねた人のターンオーバーの期間と一緒です。
肌は裏切りませんので、頑張れば潤いのある肌にまた戻ることができます。
頑張りましょう。